スタッフに衝撃が走ったいきなりの“川西・モヒカンで登場”事件。
バンドリーダーが取った行動の裏には何があったのか・・・。
当時、ポジティブな若手宣伝マンだった社員が19年前のあの事件を語る。

■EPISODE.003 「川西君モヒカンのワケ」

売り出し路線についてスタッフがあれこれ方針を立てているさなかに(EPISODE.002参照)、ドラムス兼リーダーの川西君が、「おれたちは女の子にちやほやされるために音楽やっていくつもりはない!」と熱いコトになり、とある音楽雑誌の撮影当日突然予告ナシに金髪モヒカンで登場!
現場スタッフおよびメンバー一同唾を飲み込む事態のハプニングが起きました。当時のマネージャーはその姿を目にして「何考えてんだ!」と大激怒。
(今の時代モヒカンなんて珍しくもないかもしれないが、20年前は反逆的なインパクトが強かったのよ)
こりゃーやばいことになったかなーというムードに全スタッフ陥ったのですが、「どうせならいっそのことトロージャンにしちゃえばいいんじゃない」と若手宣伝マンが提案。
「他にこんなヘアスタイルのドラムがいるバンドも無いし、結構インパクトあっていいかもよ」とポジティヴ・シンキングに流れが変わり、セカンドアルバムの『PANIC ATTACK』のジャケットでは堂々といきり立ったトロージャン姿の川西君がそこにいるのでした。